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游戏音乐,你有好好听吗?《动物森友会》《龙背上的骑兵》《铁板阵》《丑陋的莫贾卡之子》……畅谈点缀游戏的原声带!【座谈会】

ゲーム音楽、ちゃんと聴いてる? 『どうぶつの森』『ドラッグオンドラグーン』『ゼビウス』『みにくいモジカの子』…ゲームを彩るサウンドトラックを語り尽くす!【座談会】

AI 导读

GameSpark 座谈会邀多位作家畅谈游戏原

正文

敵を倒した時の爽快感、次の一手に頭を悩ませるシステム、心惹かれる世界観とビジュアル、続きが気になるストーリーや魅力的なキャラクター……。ゲームを構成する要素はいくつもあり、そのどれもが互いに影響し合いながら、ゲームの魅力を形づくっています。何を重視し、どこからゲームに興味を持つかも人それぞれ。

なかでも「音楽」は、プレイヤーの耳に直接届いて心を揺さぶるゲームになくてはならない存在です。その魅力は、プレイ中だけにとどまりません。ゲームを終えたあとにサウンドトラックを聴き、その世界にふたたび浸った経験はないでしょうか。

今回は、そんな「ゲーム音楽」を愛するライターの皆さんにお集まりいただき、ゲーム音楽に注目するようになったきっかけや衝撃を受けた楽曲、お気に入りのサウンドトラックなどについて、たっぷりと語り合っていただきました!
ゲームタイトルにはストアページでなくサウンドトラックのリンクを紐づけてありますので、気になったら聴いてみてください。

自己紹介として挙げるなら? あなたの1曲

もぐ水:今回は「ゲーム音楽」について語る会ということで、よろしくお願いします。まずは自己紹介として1曲あげてください。

私は、『Hotline Miami 2: Wrong Number』から「Sexualizer (feat. Flash Arnold)」です。疾走感溢れる一瞬の輝きと破滅を感じられる、この世で最も格好いい曲のうちの1つです。

タキトウ ハル:ちょっと好きなものがありすぎて一番悩んだ話題なんですが、私は「Minecraft – Volume Alpha」の「Dry Hands」ですかね。

「Wet Hands」と対になる曲なんですが、宅録のピアノの割れたサウンドがすごく好きです。

タナカハルカ:僕は『テトリス・デカリス』の「恋の無敵コマンド」です。『テトリス・デカリス』というアーケードのテトリスがあって、そのBGMをハロプロが作っているんですよね。僕はアイドルオタクなので、自己紹介するならゲームとアイドルが絡んだものがいいかなと。

この曲、「音楽ガッタス」というハロプロのフットサルチーム「Gatas Brilhantes H.P.」の中のさらに選抜メンバーと、「ハロプロエッグ」というハロプロの研修生ユニットの中の4人が歌っている曲なんですが、その中には今声優として有名な小倉唯さんがいたりもしまして。
ちょうどネオ渋谷系【※】という言葉が十分に広まっていた2009年の曲で、タイトル自体はマイナーなんですが、渋谷系のサウンドを取り入れたゲーム音楽っぽいものをアイドルが歌うとても面白いアルバムになっています。

※ネオ渋谷系 渋谷を発信地として1990年代中盤から後半にかけて流行した「渋谷系」の影響を受けたミュージシャンが活動を始め、2000年代にカテゴライズされるようになっていった音楽ジャンル。

Skollfang:私はアーケード音楽ゲーム『ノスタルジア』から一番最初のテーマ曲「I(プリモ)」ですね。こちらは作曲者のwac(脇田潤)さんのアルバムに少しだけ入っていたフレーズなんですが、それが今ノスタルジアを代表する旋律になっているということで。

文章書く彦:僕は『パラッパラッパー 2』の「Romantic Love」という曲です。タマネギ先生というキャラクターのステージの曲なんですが、自分は「パラッパラッパー」シリーズがゲーム音楽を意識した最初の作品で。特に『パラッパラッパー2』が好きです。生演奏ヒップホップみたいな感じで、今聴いても全然かっこいいと思います。合法的に聴く手段が現状ほとんどないんですが……。

みお:私は『Atomic Heart』というFPSのサウンドトラックVol.1に入っている「Kosil Jas’ Konjushinu (Mujuice Acid Rework)」ですかね。元々はベラルーシの伝統的な民謡で、70年代に演奏されたポップ・ロックみたいな曲があるんですが、それを『Atomic Heart』では攻撃的にアレンジしていて、めちゃくちゃカッコいいんですよ。

ゲーム音楽に注目するようになったきっかけや、あの“イヌ”について

もぐ水:では自己紹介をしていただいたところで、次にゲーム音楽を好きになった、または注目するようになったきっかけについてお訊きします。

まず、私がゲーム音楽というジャンルを意識するようになったきっかけは『東方Project(以下、東方)』からかなと思っていまして。

中学生の時に友達にキャラクターの紹介動画などを教えてもらって、その後ろでかかっている音楽に色んなものがあって面白いなと思ったんですよね。当時は環境を揃えるのが難しくてゲームをプレイすることはできなかったんですが、そこで「ゲーム音楽」や「インスト」というジャンルがあることを認識したのかなと。

『東方妖々夢 〜 Perfect Cherry Blossom.』(2003)

タキトウ ハル:私も『東方』を知った時にプレイする環境は無かったんですが、YouTubeやニコニコ動画で原曲やアレンジ楽曲を聴いた事があるので、世代が近い気がします。

タナカハルカ:僕も『東方』は小中学生の時に初めて聞いたんですけど、最初ゲームのBGMということを知らなかったですね。ニコニコ動画の面白い曲、って感じで聴いてて。ちゃんと調べてみたら実はゲームの音楽だった、と調べて知りました。

ゲーム音楽をゲーム音楽としてちゃんと好きだなと自分が理解する体験って、そうやってちゃんと調べるところに1つあるんじゃないかなと思います。

タキトウ ハル:私がゲーム音楽を聴くきっかけになったのは、『モンスターハンターポータブル 3rd』からかな。プレイしてて、他のタイトルとかも遊んでいくうちに、普通に曲好きだなぁと思ってCDを買いました。あとは『太鼓の達人』のオリジナル曲とか。近所にあまりちゃんとしたゲームセンターがなくて、唯一あったリズムゲームが『太鼓の達人』だったのもあるんですが。

順当にゲーム音楽はゲーム音楽として好きになったんですが、普段の音楽の趣味と結構離れて聴いてるなと感じていたというか。“ふつうの音楽”として認識して聴いてないかもしれない、みたいなことが結構あって。それこそ、しっかりゲーム音楽を腰据えて聴き出したのは結構最近なんですよね。

そのきっかけになったのがJPEGMAFIA(ジェイペグマフィア)というネット発のラッパーがいまして、その人がある曲で『リッジレーサー4』の曲のサンプリング【※】をしていたんですよね。それを知った時に「こんなカッコいい曲あるのか」と思ったというか、ゲーム音楽と自分が普段聴いている音楽って普通に繋がるものなんだという驚きがありましたね。

そこからサンプリング周りやゲーム音楽の成り立ち自体を調べるようになったので、知るきっかけになったのはラッパーのJPEGMAFIAからなのかなと。

※サンプリング 既存の楽曲や録音された音声などの一部を取り込み、楽曲の素材として利用する音楽制作の手法。

Skollfang:私がゲーム音楽に興味を持ったのは『クロノ・クロス』ですね。ケルト音楽のラジカル・トラッドと言いますか、要するに伝統の音楽ジャンルをさらにアレンジしたものなんですが、今まで聴いてきたクラシックやロック、ポップとは全く違うジャンルだったので、衝撃も大きかったです。

特にオープニングテーマの「CHRONO CROSS ~時の傷痕~」はバイオリンやフィドル、尺八をメインに据えていまして、これはトラディショナルのアイリッシュというジャンルに由来するものなんです。

もう1つ同じ系統だと『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』ですね。元々好きだった古楽の人が参加していて、ゲーム音楽というジャンルにトラッドの要素が入ってきた、というのを意識したのはこちらの作品かなと。

タナカハルカ:僕のきっかけとして大きかったのは、めちゃくちゃベタなんですが、やっぱりToby Fox(トビー・フォックス)なんですよね。Toby Foxって名前が有名じゃないですか、そこでゲームを作っている人と音楽を作っている人の名前が一致した瞬間だったというか。

そこからコンポーザーで音楽を聴いてみよう、ゲームをプレイしてみようと思っていったので、自分の体験の中では『Undertale』はとても大きかったです。

『Undertale』(2015) ストアページより引用

もぐ水:確かに、ほぼ1人でゲームも音楽も作っているんだ、ってビックリしましたよね。

タナカハルカ:そうですね、純粋に衝撃的だったというか。もちろん、それよりも前に同じようにほぼ1人で制作している方もいるんですが、やっぱり名前と作品が一致する分かりやすさとか、『Undertale』の衝撃というのは大きいというか……。音楽がゲームに与える影響を意識した瞬間でしたね。

タキトウ ハル:普通にゲームを遊んでいて、こんなにそれぞれのフィールドに合ったいい音楽が効果的に流れるものなんだ、という経験をしたのは『Undertale』が最初な気がしますね。意識的に聞けば他のゲーム音楽にもそういう要素はあると思うんですが、ダイレクトに分かりやすい感じがあったというか。

メロディの反復があるのも良かったですよね。テーマのメロディが最後の最後までずっと反復されて使われるのでやっぱり耳に残る。普通のアーティストのアルバムでさえ、一番最初に使ったメロディーを最後まで何回も何回も使うという手法は、本当にコンセプチュアルな人しかあまりやらないイメージがあります。

もぐ水:話がちょっと逸れてしまうんですが、みなさん『Undertale』はやっぱりプレイされてます?

タキトウ ハル:なんなら最初にプレイしたインディーゲームかもしれませんね。単純にスペックが低いので、プレイしやすかったところもありますし。

みお:非公式日本語版時代に遊びましたね。

タナカハルカ:翻訳の変化で一悶着ありましたよね、懐かしい。

みお:サンズの一人称「オイラ」の衝撃とかありましたね。

もぐ水:ちなみに『Undertale』だとどの曲が好きですか?

タキトウ ハル:難しいな……。でも、「手ミーむら!(Temmie Village)」かもしれないです。スキャット【※】をサンプリングした、ふざけたサウンドながら可愛いメロディで、音の悪さみたいなところ含めてすごい好き。

※スキャット メロディーに合わせて「ルルル」「ドゥビドゥバ」のように意味のない歌唱をすること。

もぐ水:『Undertale』にサンプリングが多い、というのは私も後から知ったというか、自分は『Undertale』や『Deltarune』のChapter 1を遊んでから『MOTHER』シリーズをプレイしたんですよね。そしたらジャイアントステップで流れる曲に使われる音と「不思議な鳥たち(Weirder Birds)」にほぼ同じ音があったりして、そういう発見も面白かったですね。

私は「ゴースト・ファイト(Ghost Fight)」というお化けの「ナプスタブルーク」戦の曲が好きでした。これも『MOTHER2』からのサンプリングがありますが、何よりちょっと気が抜けている感じが可愛らしくて好きです。

みお:私は「スパイダーダンス(Spider Dance)」です。この音がちょっと詰まってる感じが良いというか。

タナカハルカ:僕も言おうと思った!なんというか、『Undertale』のボス戦って、基本的に超マキシマムな音が展開される中で「Spider Dance」は古き良きチップチューン【※】のルールをちゃんと守っている印象があります。ミニマルにレトロっぽさを出してくる曲がゲームの中盤ぐらいに出てきて、こういう曲も見せてくれるんだって感動がありましたね。

※チップチューン おもに1980年代の家庭用ゲーム機やパソコンに搭載されていた音源チップなどで構成された音楽。またその制約を再現した音楽のジャンル。

タキトウ ハル:『Undertale』って型破りなこともやるんですけど、基本的なチップチューンのマナーに対してすごくリスペクトがあるんですよね。私はダンスミュージックが好きなんですが、広義のチップチューンって本当に広がりすぎてしまっていて、「その方向性に行くともうチップチューンとは言わないのではないか、矩形波、三角波、ノイズが鳴っているだけじゃないか」というチップチューンも多々あるので。そういうマナーに対して、偏執的な愛がある人なんだろうなと「Spider Dance」でより感じたというか。

タナカハルカ:ゲームシステムに対する無法者みたいなメタ演出や、とんでもない音を使いまくる中で「Spider Dance」にToby Foxの礼儀正しさみたいなものが垣間見えるのは、ちょっと面白いところですよね。

文章書く彦:自分は最初に雪原を出た時の「雪景色(Snowy)」が一番印象に残ってますね。あそこで急にチップチューンのマナーから外れるというか、おそらくサンプリング音源のピアノが流れるんですが、そこで急に音でも雰囲気がガラッと変わってて。

僕も日本語化パッチで遊んだので、ほとんど情報が無かった頃だったんですよ。だから最初「すごく怖いな、ホラーゲームなのかな」と思いながらプレイしてて。よく分からなくて不気味だった所にあのピアノの曲が来て虚を突かれたというか、「ちょっとこのゲーム他と違うんじゃないか」って思ったのを覚えてます。

Skollfang:私は『ノスタルジア』にも移植で入ったメインテーマのピアノアレンジがありまして。ピアノソロなんですが、アーケードで弾く分にもかなり素晴らしい楽曲だなと思いましたね。

もぐ水:『Undertale』トークをしてしまいましたが、話を戻します。では、文章書く彦さんのきっかけは何だったんでしょうか?

文章書く彦:自分は多分皆さんより少し世代が上なので、『東方』にがっつり影響を受けたような皆さんは自分よりちょっと若いようなイメージがあります。自分の世代はもう音ゲーで、やっぱり『beatmania』です。PlayStationにはそれまで『パラッパラッパー』などがあったんですが、初代『beatmania』はヒップホップやハウス、レゲエなど本格的なクラブミュージックのタイトルがついたんです。

『beatmania』(1998) KONAMI公式サイトより引用

個人的な好みだと2ndの曲は今そこまでなんですが、でも『beatmania』シリーズと共に成長していったイメージがあります。音楽が好きな人のきっかけになっていることはシリーズ通して多いんじゃないかな。僕は5鍵ビーマニを最初やって、その後「弐寺」と言われる7鍵ビーマニをちょっとやって……みたいな感じですね。

本当に様々な曲があるんですが、5th Mixの「ALL PRO」はBeastie Boys(ビースティ・ボーイズ)というヒップホップ・グループのDJであるMix Master Mike(ミックス・マスター・マイク)が作った曲なんです。洋楽の有名なヒップホップを作っている人の曲が入るんだ、という衝撃が当時中学生くらいの頃にありましたね。

それこそ、後に『ポップンミュージック』でROUND TABLE(ラウンド・テーブル)【※】の曲が入ったりして、元々クラブミュージックを真似する感じで始まった『BEMANI』シリーズも、本場の人がどんどん入ってきてガチになっていく流れがありましたね。

※ROUND TABLE 渋谷系の流れを汲んだ、北川勝利と伊藤利恵子による日本の音楽ユニット。ボーカルにNinoを迎えたユニット「ROUND TABLE featuring Nino」としても活動。TVアニメ「それでも町は廻っている」のサウンドトラックや声優への楽曲提供などアニメ関連の楽曲も多く手がけている。 

タキトウ ハル:音ゲーから入ってトラックメイカーやDJになる人や、逆にそこから音ゲーに行く人もいますし、双方向ですよね。

タナカハルカ:ちょっとすみません、僕も『BEMANI』の好きな曲の話していいですか。どうしてもみなさんに1曲知ってほしいのがあるんですよ。『DanceDanceRevolution GB ディズニーミックス』というディズニーとコラボしたゲームがありまして、それの中に「小さな世界(イッツ・ア・スモールワールド)」をハードコアミックスした「IT'S A SMALL WORLD (Ducking Hardcore MIX)」という曲があるんですよ。しかもドナルドが歌っている、本当にやかましすぎる曲が。

これがもう意味がわからなくて。何が起きてるのか本当によくわからない。ドナルドがあの声でずっとわちゃわちゃ適当なことを言いまくって、ガバキック【※】が鳴りまくってる。

※ガバキック 1990年代にオランダなどで発展したハードコアテクノの1つ「ガバ(Gabber)」に使用される、ドラムのキック音を歪ませたもの。

タキトウ ハル:最高。

みお:やばすぎますね、これ。

タナカハルカ:このゲーム全体的にこういうバカっぽい曲がたくさんあるんですが、特にドナルドがはしゃぎすぎてるっていう。

Skollfang:『BEMANI』関連で、『BMS』【※】の話ってしても大丈夫ですかね?若干グレーではあるんですが、今の音ゲー関係で『BMS』出身の方も多いですし。onokenさんの「felys」とか、『ノスタルジア』に入れるまでずっと取っておいてくれたっていうのもありますから。

※BMS 『beatmania』に影響を受けて1998年に登場した音楽ゲーム用データ形式。ユーザーが楽曲や譜面を制作・配布する同人文化として発展し、多くの音楽家を輩出している。

タキトウ ハル:音ゲーの話をする時に難しいのって、現時点だとオフィシャルな配信手段がほとんど無いことがありますよね。サウンドトラックやCDを買いましょうと言われても、廃盤でプレミアがついて中古市場でも手に入りづらかったり……。そうなるとYouTubeの違法視聴になってしまって、アーカイブが難しくなっている所にやきもきしますね。

みお:私は世代に沿っていないものからなんですが、ナムコのアーケードゲームからですね。2013年に「ノーコン・キッド ~ぼくらのゲーム史~」という日本の8,90年代のアーケードや家庭用ゲーム文化がテーマのドラマが放送されていて、そこでいろんなゲームを扱っていたんですが、主題はナムコのゲームだったんですね。特に『ゼビウス』とかかな。

『ゼビウス』(1984) 任天堂公式サイトより引用

当時の私はある程度Wiiとかでゲームは遊んでいたんですが、Wiiってラウンジ・ミュージック【※】のゲーム音楽やメニュー音楽が多いので、良い意味で聞き流せる音楽だったんですよね。なのであまり注目していなかったんですが、その中でナムコのゲーム音楽が印象に残ってて。

※ラウンジ・ミュージック ホテルのラウンジやカフェでかけられているような落ち着いた曲を指す音楽ジャンル。

そこからPS3のアーカイブスで、PS1の『ナムコミュージアム』という昔のナムコのアーケードゲームがたくさん入ったゲームを買っていろいろプレイしていく中で、ナムコのちょっとポップな感じの中に癖になるメロディーが詰まっている音楽が好きになりましたね。
特に好きなのが、『オーダイン』という横スクロールシューティングのステージ1面曲がFM音源のポップな感じなんですが、後ろのベースがグリグリでカッコいい曲なんです。

先ほど自分の聴いてる音楽と繋がって楽しいという話があったと思うんですけど、私は経験としてあまりなかったんですよね。普段聞いてるのが、6~70年代くらいの日本のアシッドフォーク【※】やプログレ【※】なんですけど、あんまりゲームと接続されることはなくて。

※アシッド・フォーク フォークを基調に、サイケデリックな音響や幻想的な雰囲気を取り入れた音楽ジャンル。1960年代後半に広まった。

※プログレ プログレッシブ・ロックの略。1960年代後半に発展した、クラシックやジャズなどの要素を取り入れ、複雑な曲構成や実験的な表現を追求するロックのジャンル。代表的なバンドにキング・クリムゾンや四人囃子など。

ただ直接的に作ったわけでは無いんですが、ナムコのサウンドにはっぴいえんど【※】やYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)【※】の細野晴臣がプロデュースした初の商業ゲームサントラと言われている「ビデオ・ゲーム・ミュージック」というアルバムを聴いて、そこで接続されたのは楽しかったですね。

※はっぴいえんど 1970年代初頭に活動した日本のロックバンド。細野晴臣、大瀧詠一、松本隆、鈴木茂の4人によって結成され、後の日本語ロックに多大な影響を与えた。

※イエロー・マジック・オーケストラ 1978年に細野晴臣、高橋幸宏、坂本龍一の3人で結成された日本の音楽グループ。シンセサイザーやコンピューターを使用したテクノとポップで社会現象を引き起こした。

今のサウンドトラックって、基本的に1ループ音楽を流すのが主流だと思うんですが、『ゼビウス』って常にループしているので、あまり曲というのがないというか、SE含めて曲になっているんですよね。それを「ビデオ・ゲーム・ミュージック」ではSE含めて収録していたのが良かったです。あとは『源平討魔伝』という横スクロールアクションの和ロックっぽい感じが好きですね。

タナカハルカ:ナムコだけでみんないっぱい喋れますよね。それこそサントラ文化には細野晴臣の影響が大きいですし。

みお:YMOの1stアルバムに入っている1曲目の「コンピューター・ゲーム “サーカスのテーマ”」は、ゲームセンターのごちゃ混ぜの音を音楽として捉えて、『スペースインベーダー』と『サーカス』っていうブロック崩しの亜種みたいなゲームをはじめ、いろいろなゲーム音を混ぜてテクノ音楽としていて、かなりいいんですよね。

文章書く彦:それが「ファイアークラッカー」に繋がるのもいいですよね。

タキトウ ハル:YMOだと、それこそ坂本龍一のソロ作からも影響があるかと思います。

文章書く彦:坂本龍一自身がゲームのサントラ作ったりもしてますからね。『L.O.L. Lack of Love』とか、ドリームキャストの起動音とか。

タナカハルカ:ナムコ関連の話で言うと、ゲームのサウンドトラックの歌ものを推し進めたのもナムコだなと思っています。『もじぴったん』や『塊魂』とか。

今はかなり多くなったけど、ゲーム音楽って歌ものが少なかったじゃないですか。ゲーム中に歌われてしまうとゲームの邪魔になってしまうこともあるし。それをとてもスマートに入れた所に功績があるなと。さっき言ったネオ渋谷系の金字塔として、やっぱり『もじぴったん』と『塊魂』の存在は大きい。

あと、ファミコン時代に『ワンダーモモ』ってあったじゃないですか。後に桃井はるこが「WONDER MOMO-i~World version~」という曲で『ワンダーモモ』のBGMをアレンジした曲を出すっていう。未だにライブでもアンセム曲としてバシバシやってて、あのナムコの曲がこういう形で聴けるんだっていう感動があるんですよね。ナムコがいろんな面でゲーム音楽を進めた存在なんだな、っていうのをすごく感じます。

タキトウ ハル:『アイドルマスター』もありますからね。

もぐ水:ナムコのロックサウンドとして『エースコンバット2』のサウンドトラックが素晴らしいという話をここでしておきます。『エースコンバット』は4作目からオーケストラ調がメインになっていくんですが、元々アーケードの『エアーコンバット』から始まっているのもあって、1,2作目はノリノリなロックがとても多いんですよね。

作曲の高橋コウタさんがご自身でも解説しているんですが、Blue Murder(ブルー・マーダー)などのハードロックやメタルなどからインスパイアされていて、それがギュッと詰まったスピード感溢れるサントラなんですね。ロック以外のエレクトロな曲も、シリアスなものからアツいものまであってカッコいいですし。

今でも印象的な場面でロックが流れたりしているので、きちんと初期の流れも継承されてるんですよね。

タキトウ ハル:フュージョン【※】っぽい感じありますね。初期の頃ってゲーム音楽にフュージョン出身の方が多いと思うんですが。

※フュージョン ジャズを基調に、ロックやファンクなどの要素を融合させた音楽ジャンル。

タナカハルカ:特にシューティングゲームとか飛行機が出てくるゲームはフュージョン多いがちですよね。レースゲームとかも。

タキトウ ハル:元々フュージョンはレースの中継で使われていたこともあって、イメージに合ってるなとも思いますね。また、フュージョンはテクニカルで速い音楽ですから、プレイヤーが急いで状況に対処しなきゃいけないゲーム性にも合致するのかもしれません。

文章書く彦:『F-ZERO』のサントラとかも、めっちゃフュージョンだからね。

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来源:GameSpark · gamespark.jp