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宝生舞、萩原流行等出演!90年代涩谷潜藏怪异的PS1实写恐怖冒险游戏《东京SHADOW》的魅力。回顾主人公突然死去的异色之作【特集】

宝生舞、萩原流行ら出演! 90年代の渋谷に怪異が潜むPS1実写ホラーADV『東京SHADOW』の魅力。主人公がいきなり死ぬ異色作を振り返る【特集】

AI 导读

Taito于1996年9月27日发售的PS1实写恐怖冒险《东京SHADOW》以主人公序盘暴毙、全45种结局多分支系统为特色。游戏1997年4月25日推出Sega Saturn版,宝生舞、萩原流行等豪华演员参与实写与CG怪异演出。舞台设为90年代东京涩谷,玩家以幽灵身份介入剧情,融合都市传说与实写影像呈现独特冒险。

正文

1990年代の初代PlayStationには、現在ではあまり見かけなくなったユニークなゲームが数多く存在しました。中でも、俳優の演技や映像を取り入れた「実写アドベンチャーゲーム」は、当時の映像技術とゲーム表現の可能性を模索した、興味深いジャンルのひとつです。

今回紹介するのは、1996年9月27日にタイトーから発売されたPS1向け実写ホラーアドベンチャー『東京SHADOW』です。1997年4月25日には、セガサターン版も発売されました。

ドラマ「ショムニ」などで活躍した元女優・宝生舞さん

『デジタル・デビル・ストーリー』シリーズの原作者として知られる西谷史氏の伝奇小説『東京SHADOW』を題材としており、宝生舞さん、萩原流行さん、宝田明さんら豪華な俳優陣が多数出演しているのが特徴。

また舞台となるのは、1990年代の東京・渋谷。若者たちで賑わう繁華街の地下に潜む怪異と、そこで起こる奇妙な失踪事件をめぐるオカルトサスペンスが、実写映像とCGによって展開されます。このあらすじだけでも非常にワクワクしますよね。

主人公が序盤で死亡し、幽霊として恋人を助けるという大胆な設定に加え、全45種類のエンディングを用意したマルチシナリオ構造も特徴です。

本稿では、そんな『東京SHADOW』のゲーム内容や実写演出を振り返りながら、“90年代のオカルト文化と渋谷の風景”を取り込んだ本作ならではの魅力に迫りたいと思います。なお、ネタバレが含まれます。

◆主人公がいきなり死亡!?渋谷の地下に潜む怪異を追うオカルトサスペンス

誰もが知ってる109

本作の物語は、主人公の青年・ヒデ(演:荒木誠)が、恋人である警察官・高城京子(演:宝生舞)と、渋谷で久しぶりのデートをするところから始まります。

ところが、京子は上司から渋谷で頻発している若者の失踪事件を捜査するよう命じられ、二人の予定は思いがけない方向へと進んでいきます。さらにヒデは、渋谷の上空を走る不気味な赤い稲妻を目撃。やがて謎の存在に襲われ、なんと物語の序盤であっけなく主人公が命を落としてしまうのです。

死後の世界で自らの死を告げられたヒデは、天国へ向かうことを拒否し、危険にさらされている京子を助けるため、幽霊として現世にとどまることを決意します。

こうしてプレイヤーは、肉体を失った主人公として、恋人の命を守りながら失踪事件の真相を追うことになるというのが大筋。

調査を進めるうちに明らかになるのが、渋谷の地下に広がる巨大な迷宮と、そこに潜む「メギド」と呼ばれる恐るべき存在。さらに、古代の霊能力者や謎の科学者、米軍の研究施設などが関わり、事件は想像以上の規模へと発展していきます。

本作の世界観で興味深いのは、現実の東京に古代の伝承や超自然的な存在を結びつけていること。

作中では、代々木の地名や霊木に独自の解釈を与え、かつて渋谷一帯を支配していたメギドが封印されており、日常的に人々が行き交う渋谷の地下には、現代社会から隔絶された異界が存在しているという設定になっています。

地上では警察による失踪事件の捜査が進む一方、地下ではゾンビや奇怪な存在が待ち受けています。こうした現実的な事件と荒唐無稽な怪異が混ざり合う物語には、原作者である西谷史氏らしい伝奇ホラーの魅力が詰まっているのです。

◆全45種類のエンディング!幽霊となって運命に介入する独特のゲームシステム

本作は実写ムービーと写真、テキストを組み合わせた探索アドベンチャーゲームで、プレイヤーは物語の途中に現れる選択肢を選びながら進行していきます。

『バイオハザード』のようにキャラクターを直接操作して敵と戦うのではなく、映像によって提示される状況を把握し、適切な判断を下すことがゲームの中心です。

複数の選択によってエンディングが変化する

例えば、物語の序盤には、渋谷の109前で不審な女性と遭遇する場面が登場します。ここで相手にどう接するかによって、その後の展開が変化します。また、主人公が死亡した後も、天国へ行くよう勧める存在の言葉を受け入れるかどうかで、あっさりエンディングを迎えてしまうことも。

ちなみにその「天使」役は、女優の池田奈津美(いけだ なつみ)さんが演じています。

地下迷宮の探索でも、どちらの道を進むか、何者かの忠告を信じるか、京子たちにどう行動させるかといった判断が求められます。選択を誤れば、仲間がゾンビに襲われたり、主人公自身が悪霊になってしまったりと、予想外の結末を迎えることも珍しくありません。

また、全部で45種類ものエンディングが用意されているのも驚かされます。

もちろん、そのすべてが長編シナリオの結末というわけではなく、途中で死亡するバッドエンドなども数多く含まれています。しかし、本作には「米軍編」「霊木編」「黄金編」「永遠の命編」「封印編」といった異なる展開が存在し、選択次第で事件の様相が大きく変わります。

また、一度エンディングへ到達すると、それまで存在しなかった選択肢が追加される仕組みも採用されています。最初のプレイでは選べなかった行動が解禁され、新たな物語へ進めるようになるのです。

このシステムによって、プレイヤーは単に正解を探すだけでなく、さまざまな失敗や結末を体験しながら、物語全体の構造を理解していくことになるのも秀逸な仕組みでした。

一方、膨大な分岐の中には正解を予測しにくい選択も多く、映像を何度も見直す必要があるなど、現在のアドベンチャーゲームと比べるとテンポが悪く感じる部分もあります。

それでも、エンディングを迎えるたびに新たな選択が生まれ、少しずつ事件の別の側面が明らかになっていく構造は、本作の大きな魅力に違いありません。

◆宝生舞、萩原流行、アナーキー仲野茂まで!実写とCGが生み出す独特のホラー演出

凛としていながらも、妖艶な美しさが魅力の宝生舞

本作を語るうえで欠かせないのが、実写映像を用いた大胆な演出と豪華な俳優陣です。

ヒロインの高城京子を演じるのは、当時ドラマや映画で活躍していた宝生舞さん。京子は失踪事件を追う警察官であり、銃を構えて怪異に立ち向かう姿は、ゲームのパッケージにも大きく描かれています。

萩原流行さんは高城博士を怪演

さらに、科学者・高城礼二朗役には萩原流行さん、不思議な「木の精」役には宝田明さんが出演。そのほか、菊池あゆみさん演じる入来院亜希子や、イザベル・イーブズさん演じるキャサリンなど、個性的な人物が物語を盛り上げます。

左からイザベル、宝生舞、菊池あゆみ

実写映像を使った本作の魅力は、俳優たちの演技と、現実離れしたVFXの組み合わせが生んだ、独特のホラー演出にあります。

登場人物同士の会話では1990年代のテレビドラマを思わせる雰囲気が漂いますが、地下へ進むにつれて、ゾンビや異様な姿をした怪物が登場。実写映像にCGや特殊メイクを組み合わせ、かなりグロテスクな場面も描かれていました。

ゴアシーンも頻繁に出てくる

特に、生身の俳優が演じる人物の前に、実写映像とCGを組み合わせて描写された数々の怪異は印象的です。合成技術の粗さや独特の動きには時代を感じるものの、実写とCGの質感の違いが、かえって独特の異様な雰囲気を生み出しています。

また、映像の合間には実写写真を使用した静止画が挿入され、紙芝居のような画面構成で物語が進みます。限られた容量の中で多数のシナリオを成立させるための工夫ですが、場面が切り替わる独特のテンポは、当時の実写アドベンチャーを象徴する表現でしょう。

シュールな場面

さらに見逃せないのは、本作にはなんと伝説的な日本のパンクバンド「アナーキー(亜無亜危異)」のボーカル・仲野茂さんが出演しています。

物語の冒頭、主人公のヒデとヒロインの京子が訪れるライブハウスのステージ上で、自身の「仲野茂BAND」として大迫力のパンクロックの演奏シーンをムービーで披露します。

ただの背景演出ではなく、彼らのライブが激化する中で突如「赤い稲妻」が走り、主人公が殺害されて地下迷宮へと連れ去られるという、事件が勃発する重要なトリガー(引き金)となる場面で登場するので、かなり重要な役回り。

ちなみに、作中の仲野茂BANDはメギドに洗脳されているという、なかなかヤバい設定でした。

こちらは俳優の宝田明さん

なお、PS1版はCD-ROM3枚組となっており、3枚目には出演者のインタビューやメイキングなどを収録した特典映像が用意されています。『東京SHADOW』は、ゲームであると同時に、本格的な映像作品でもあったわけです。

メイキング映像

それにしても、オフの時の宝生さんも素敵。本当にとんでもない美形女優さんでした。

『東京SHADOW』が発売された1996年は、テレビや雑誌などを通じて、超能力や都市伝説、古代文明、心霊現象などが盛んに取り上げられていた時代でもありました。

本作にも、そうした90年代のオカルト文化を思わせる要素が数多く盛り込まれています。

例えば、古代から封印されていた悪魔や霊木の存在は伝奇ホラーの系譜にあるものですが、物語には科学者による生命研究や米軍の活動など、SF的な設定も登場します。

オカルトと科学、宗教的なモチーフが入り混じった世界観は、現在の感覚ではかなり奇抜に見えるかもしれませんが、「ムー」的な超自然現象を古代文明や未知の科学と結びつける発想は、当時の娯楽作品において馴染み深いものだったのです。

筆者はあの90年代の陰鬱かつオカルティックな時代が今でも恋しく感じています…。

そして本作を特徴づけているのが、舞台として選ばれた「渋谷」という街そのもの。

若者文化の発信地として知られた渋谷の街並みが実写やCGで再現され、109前やライブハウスといった身近な場所から、怪異の潜む地下世界へと物語が進んでいきます。

現在のプレイヤーにとっては、登場人物の服装や髪型、都市の風景から1990年代の空気を感じられる点も魅力です。

『東京SHADOW』における恐怖は、閉ざされた洋館や孤立した村ではなく、大勢の人々が生活している都会のすぐ足元に存在します。こうした設定は、当時のオカルトブームと都市文化を結びつけた本作ならではの特徴でしょう。

◆今こそ振り返りたい、『東京SHADOW』の魅力

以上のように本作を振り返ってみると、粗削りながらも意欲的なゲームデザインが見えてきます。

実写映像主体のゲームは、撮影や映像制作に多くの手間を要する一方、用意された映像以外の行動を自由に表現しにくいという制約があります。

本作も例外ではなく、基本的な操作は選択肢を決定するだけで、周回による映像の繰り返しやディスクの入れ替えなど、遊びにくい部分も少なくありません。

しかし、プレイヤー自身が敵と戦うのではなく、幽霊として介入し物語の行方を変えていく。全45種類のエンディングを用意したマルチシナリオ構造も、この発想を支える重要な要素となっています。

また、宝生舞さんら豪華俳優陣の出演や、実写とCGを組み合わせたホラー演出、現実の渋谷に古代の怪異を持ち込んだ世界観には、当時のゲームメーカーが新しい表現に挑戦しようとした意欲が感じられます。

「ゲームの完成度」という観点では賛否が分かれる作品かもしれませんが、オカルトサスペンスと実写映像、さらに複雑な分岐構造を緻密に融合させていた点は大いに評価できます。

90年代、あの頃の渋谷を舞台に、俳優たちが怪異と対峙する実写ドラマを、自分の選択で変えていく。 今となってはなかなか体験できなからこそ、今あえて本作を遊ぶ理由になるのではないでしょうか。

PS1の多彩な実験作の中でも、『東京SHADOW』は実写ゲームというジャンルの可能性と、90年代のオカルト文化を同時に振り返ることのできる逸品です。

来源:GameSpark · gamespark.jp