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Game Watch· 勝田哲也·· 12 小时前AI 评分52

《赛博朋克:边缘行者2》评测(有剧透):新生物芯片、红光与《赛博朋克2077》紧密关联

「サイバーパンク エッジランナーズ2」レビュー(ネタバレあり) 新たな生体チップ、超常的な赤い光、「2077」との濃密なつながり

AI 导读

动画《赛博朋克:边缘行者2》以新生物芯片和赤红光芒为线索,与《赛博朋克2077》及DLC要素深度联动。作品于10月20日Netflix独占配信全10话,评测认为其激发老玩家重玩兴趣但群像叙事前期稍分散。

正文
  • 勝田哲也

2026年10月19日 16:01

【サイバーパンク エッジランナーズ2】
10月20日よりNetflixで独占配信
全10話

 「サイバーパンク エッジランナーズ2」は、「サイバーパンク2077」の世界を舞台にしたアニメーション作品。ゲームメーカーCD PROJEKT REDと、アニメ会社TRIGGERによる10話構成のシリーズ第2弾だ。前作「サイバーパンク エッジランナーズ」から4年、筆者も含めた多くのファンが「2」の登場を待ち望んでいた。10月20日よりNetflixで独占配信が開始される。各話26分程度で、全10話。

 「エッジランナーズ2」の鍵になるのは「アラサカの生体チップ」である。そう、「サイバーパンク2077」の中心であったアイテムが、今作でも多くのキャラクターの運命を狂わせていくのだ。

【『サイバーパンク: エッジランナーズ2』ティーザー予告編2】

 冒頭で大暴れする「サイバーサイコシス」を発症してしまう男、生体チップに宿る"何か"など、「エッジランナーズ2」ではあえて詳しく説明しない要素が多い。だからこそそれらの謎を求め、ゲーム「サイバーパンク2077」でその世界にどっぷり浸りたくなる人は増えるだろう。

 そして「サイバーパンク2077」のプレーヤー、前作「エッジランナーズ」を見た人には、その設定や世界観でより奥深く楽しめるのだ。今回、配信前に「エッジランナーズ2」を見ることができた。前半部分のあらすじと共に、本作の魅力を語っていこう。

サイバーサイコの前に現れる治安特殊部隊「マックス・タック」。「エッジランナーズ2」は「サイバーパンク2077」を知っているとより濃く、深く楽しめる

記録者「ロマン」のカメラの前で、「D」と「タリア」の物語が始まる

 まず、この物語の重要人物を紹介しよう。「エッジランナーズ2」は1人の“記録者"がいる。ロマンという12歳の少年は、人間の記憶をそのままデータとして抜き出し追体験を可能とする「BD(ブレインダンス)」全盛の時代に、あえて「映画」にこだわる変わり者だ。

あえてカメラの撮影と編集で「映画」にこだわるロマン。彼はDとタリアの生き様をレンズを通じて記録していく

 そして物語の中心となるのが「D」と「タリア」という2人の若者。Dはハッキング能力に特化したネットランナーだ。彼はナイトシティ郊外の砂漠地帯「バッドランズ」で生活する「ノーマッド」のクランの1つ「スネーク族」の一員だったが、Dが不在の時にクランが皆殺しにされてしまう。彼は犯人を追うためナイトシティで手がかりを探し続けている。

Dは本来明るい青年だが、復讐の暗い衝動で突き進んでいく

 タリアは体のほとんどをサイボーグ部品に置き換えた少女。彼女は巨大企業「カン・タオ」の重役の娘という恵まれた身分にも関わらず、過剰な人体改造に執着するギャング集団「メイルストローム」に接触してまで自分の体を改造し続ける。

タリアは自らの生身の体を否定するかのように全身を機械に変えていく

 ロマンは「カメラでの映像と編集でしか物語を作れない。記憶を元にしたBDではそれはできない」という想いからカメラでの映像と編集による「映画」にこだわる。しかし作中の世界においては映像作品「映画」は哀しいほどに価値がない。それでも刺激的な映像を求めてメイルストロームの拠点の1つに潜入する。そこで見てしまうのだ。己の改造した体を試すタリアを。サイボーグ化した彼女が自在に空中を跳ね回る姿は、美しかった。ロマンは夢中で彼女を撮影する。

【『Cyberpunk: Edgerunners 2』本編映像 第2弾】

ロマンとタリアの出会いを取り上げたPV。サイバーウェアならではの身体能力を全開にするタリアに、ロマンは魅せられる

 しかしその行動でロマンはメイルシュトロームに捕まってしまう。無理矢理改造されそうになった時、ロマンを救ったのがDだった。彼はクランを皆殺しにした犯人を求めてこの拠点に来ていた。命を助けられたロマンはこのままDの「仇捜し」に協力させられる。

 「エッジランナーズ2」ではもう1人重要な人物がいる。それが「キング」だ。彼はベテランの「サイバーパンク」。自分の体を機械に変え、その能力で様々な依頼をこなすプロだった。しかしその重度の改造が精神に影響を及ぼし、精神の暴走「サイバーサイコシス」を発症してしまう。彼はなんとか生き残るが、すべてのサイバーウェアの動作は停止させられ、サイバーパンクとしての能力を失ってしまう。

 華々しく活躍した自分はもういない。絶望するキングは自殺すら考える。それを止めたのは元恋人のアヴィダだった。かつてジャズシンガーだった彼女は今やカン・タオの重役と結婚し娘・タリアを産んでいた。アヴィダは暴走する娘を止めてほしいとキングに頼む。

凄腕のサイバーパンクだったキングは過剰なサイバー化で、サイバーサイコシスを発症、命をつなぐために、すべてのサイバーウェアを停止せざるを得なくなる

 「エッジランナーズ2」では、ロマン、D、タリア、そしてキングという一見バラバラなキャラクター達が一つの「鍵」で繋がっていく。それこそが「アラサカの生体チップ」なのである。

【『サイバーパンク エッジランナーズ 2』、Dが出会う"何か"】

もう一度「2077」がプレイしたくなる、本作の大きな鍵「生体チップ」

 ここで一旦「エッジランナーズ2」の物語から離れ、ゲーム「サイバーパンク2077」での「生体チップ」について語りたい。生体チップは「サイバーパンク2077」の主人公V(ヴィー)の運命を狂わせたガジェットだ。駆け出しのサイバーパンクであったVは大物フィクサー(仲介人)から大きな仕事を任される。それこそが街を牛耳る巨大企業「アラサカ」から生体チップ「Relic(レリック)」を盗む仕事だった。しかしその仕事はトラブルにより敵に察知され、Vは生体チップを自分の体に差し込み逃れるものの、フィクサーに裏切られ頭に銃弾を撃ち込まれる。

 一度死んだはずのVは、Relicによって息を吹き返す。しかしRelicには50年前に死んだ伝説のサイバーパンク「ジョニー シルバーハンド」の“魂”が入っており、Vの頭は徐々にジョニーのものへ書き換えられていく。生体チップを抜けばVは死ぬ。Vは頭の中にジョニーを宿らせながら生体チップの謎を追い求めるようになる。Vとジョニーは最初は激しく反発し合っていたが、ナイトシティで生き抜く中、お互いの理解を深めていく……。

「サイバーパンク2077」のスクリーンショット。Vの目の前に現れる、50年前に死んだはずの伝説のサイバーパンク「ジョニー」。彼はVに差し込まれた生体チップ「Relic」の中にいた存在だ

 「エッジランナーズ2」に登場する生体チップは、ジョニーを納めたモノとは別のチップだ。「エッジランナーズ2」では冒頭に生体チップが入ったケースをキング達が奪うシーンから始まる。しかしその企みは失敗、サイバーサイコシスを発症したキングと警察の戦いの中、その行方はわからなくなってしまう。

 Dはクランを皆殺しにした黒幕を探していく中で、何者かに誘われるようにこのチップを手にし、自身のスロットに埋め込んでしまう。Dの姿を撮影しているロマンの目の前でDは何か別の存在に変貌する。普段のDとは全く異なる無邪気な笑い声を上げ、外に飛び出していき、謎の赤い光で通りの車やあらゆる電子機器を操り、混乱を巻き起こしていく。

 その中でDは自分を取り戻していた。自分の中に赤い光に包まれた「カプリ」がいる。Dは最初は体の主導権を取り戻そうと抵抗するが、カプリの力に魅せられ、やがて自分もカプリの力を使えることが分かると、子供のようにはしゃぎながらカプリと共に大暴れをする。その楽しげな姿に、ロマンは目を奪われる。Dはカプリと共生したこの偶然を利用し、自分の復讐に役立てようと活動を開始する……。

Dは生体チップの中に棲む「カプリ」と共に、赤い光ですべての電子機器を狂わせる強力な力を得る

 「エッジランナーズ2」はDがカプリと共になったとき、大きく物語を回転させ始める。ロマンは記録者としてDの姿を追っていく。その行動はタリアと、彼女を止めようとするキングも巻き込み巨大な渦を生み出していく。Dの復讐の行方は? タリアはなぜ過剰な改造を行うのか? そしてカプリの目的は何か? ロマンは彼らの運命をそのカメラで記録していくこととなるのだ。

 「サイバーパンク2077」プレーヤーにとってはカプリの「赤い光」にも強い既視感を感じるだろう。本編では"ある存在"がこの赤い光と共に強大な力を振るった。そしてなによりゲームのDLC「仮初めの自由」において、ヒロインのソミがこの力を使うのだ。

DLC「仮初めの自由」のヒロイン・ソミ。強力なネットランナー「ソングバード」として知られる存在だ

 この「赤い光」は何を示すのか、それを使いこなすカプリとは何か? ゲームプレーヤーはぐっと引き込まれるし、未プレイの人はゲーム本編に強い興味を抱くだろう。前作「エッジランナーズ」のファンはアニメ視聴後に、「サイバーパンク2077」をプレイする人も多かった。筆者ももう一度「サイバーパンク2077」をプレイし、ナイトシティを歩きたくなってしまった。

 ちなみに「エッジランナーズ2」の時間軸だが、前作より後に位置し、前作の事件の影響も語られる。さらに明言されてはいないが、アラサカが力を弱めているところなどからも「サイバーパンク 2077」の物語の後とも見える。特に前作「エッジランナーズ」とのつながりは注目したい。

キャラの魅力を際立たせる声優達と、「サイバーパンク2077」ならではの物語表現

 ここからは声優の演技を掘り下げたい。最初はDを演じる内山昂輝さん。内山さんはどこか暗いところを持つキャラクターを多く演じるイメージがあるが、Dの復讐に取り憑かれた、陰のある雰囲気にぴったりだ。

 それでいながらロマンとの何気ないやりとりや、カプリと共に大暴れをするときの無邪気なはしゃぎかたなど、Dは本来明るく元気な青年だということがわかる。復讐によって歪められた魂を持つ若者を内山さんは見事に演じている。また、カプリに乗っ取られたときの別人格になったDの演技も必見である。

仲間を皆殺しにした黒幕を追い、復讐に駆り立てられるD。普段の明るい様子、復讐へのためらい、暴力の陶酔……様々な顔を持つDを内山さんは見事に演じている。カプリに乗っ取られたときの演技も必見

 タリアは鬼頭明里さんが演じている。かなり攻撃的で、自暴自棄なところがある彼女に、鬼頭さんのちょっとドスのきいた声が見事にマッチしている。娘の身を案ずるあまりこちらを束縛しようとする母・アヴィダに激しく反発する一方で、間違いなく母を慕う声の出し方も注目したい。タリアはなぜこんな行動を取るのか、彼女の中の”寂しさ”を鬼頭さんは声で巧みに表現している。

自分の体の機械化にこだわり続けるタリア。自暴自棄な凶暴さ、自分を映したロマンの映像に感動する様子、母への想い。こちらも複雑な造形を持つキャラクターだ

 ちょっと生意気で強いこだわりを持った少年ロマンを演じるのは寺澤百花さん。記録者であり、冷静なツッコミ役であるロマンがいてこそDやタリアの魅力が輝く。2人が描く美しいが残酷な運命の中で、ロマンはそれでもカメラを手放さず彼らの生き様を記録していくのだ。その一途な少年の姿は、寺澤さんの声で強調されている。

ロマンは「撮影者」としてカメラを通じて様々なものを見ていく。彼がどんな想いを抱えていくかも見所

 サイバーパンクとしての力を失っても老練に立ち回るベテラン・キングは、娘であるタリアを前にすると、どう接していいか分からない戸惑いを見せる。無力さを自覚し、その運命にいらだちながらもタリアのために何ができるか、必死になるその姿は、利根健太郎さんの声でより感情移入が深まる。

 声に関しては黒幕と言えるキョウコ役の、水田わさびさんの“怪演"がとても楽しい。子供のような低い身長で、性格が悪く、何かを確実に企んでいることが一目で分かるキョウコの姿。彼女から年齢不詳の水田さんの声が出る。この独特の雰囲気はアニメならではだ。

 もちろんTRIGGERだからこその、ド派手で破天荒、何より小気味いいアニメーション演出は最大の魅力だ。敵の頭や手足が盛大にはじけ、血が飛び散るグロテスクな表現、コマ落としのような描写で描かれる激しい動きの連続するアクションは、Dとカプリの超常的なパワーでさらにパワーアップする。残酷である一方、強い爽快感がある演出はTRIGGERだからこそ、そして「サイバーパンク」だからこその表現だろう。派手なアクションはぜひチェックしてほしい。

【『Cyberpunk: Edgerunners 2』ティーザー予告編3】

 最後に付け加えたいのが本作と「サイバーパンク2077」の強いつながりである。前作「エッジランナーズ」はゲーム「サイバーパンク2077」完成前に制作が開始された。アニメではゲームの要素を非常にうまく取り込み、「ナイトシティでの生活」、「サイバーパンクとしての生き方」、「サイバーサイコシスの恐ろしさ」といった表現を実現していたが、ゲーム発売前だったこともあり、「サイバーパンク2077」の要素すべてが盛り込まれてはいなかった。

 今作「エッジランナーズ2」は、「サイバーパンク2077」のすべてのゲーム要素が明らかになった上に、「仮初めの自由」まで作品に取り込んでいることで、より濃く、深く「サイバーパンク2077」の要素が盛り込まれている。もう1つの生体チップ、変化する企業バランスに、赤い光を操る謎の存在、クランの襲撃などの事件の影響……。撃った銃弾がカーブを描いて標的を追う「スマート兵器」など細かい演出を見つけるのも楽しい。

 キングが仲間と会うのはおなじみのバー「アフターライフ」、アラサカビルの前の公園、そして「Dとロマンが話しているのはどこか?」、「ロマンの自宅はどこにあるか?」、「Dが大暴れした通りはどこか」といった“聖地巡礼”は今作でももちろん楽しい。加えて前作を見ている人が驚く要素も盛り込まれている。熱心なファンの考察を大いに期待したい。

サイバーサイコシスを発症するキング。この目が複眼のようにぶれていくイメージはゲームではなく、前作「エッジランナーズ」で発明された表現だ


 「エッジランナーズ2」は多くの人にお勧めしたいSFドラマだ。前作「エッジランナーズ」をきっかけに「サイバーパンク2077」のプレーヤーが増えたり、プレイを再開する人が増えたが、本作でもその循環は確実に起こるだろう。

 本作はNetflixで全10話が一度に配信される。各話の“ヒキ”も見事で、1話を見るとユーザーは次が見たくなる。全10話。あっという間に全話を駆け抜けてしまう。

 ただ本作は「全話を一度に楽しめるコンテンツ」として最初から設計されているためか、ちょっと“全体”がスローペースのところがある。特にDとタリアのメインのストーリーがどう交差していくのかが最初は分からず、独立した2つの物語が進行しているところが、ほんの少しだけ物語にのめり込めなくなってしまった。片方の要素に心が惹かれて、どちらに感情移入していいか迷ってしまう。前作以上に群像劇として、各キャラクターのエピソードが独立しているように感じた。

 しかし"2周目"はこの葛藤が楽しみに変わる。各キャラクターがどう動き、そして繋がっていくかがしっかり見えてくるのだ。「あのときのセリフの意味はここでわかるのか」、「ここで既にこのキャラクターは動いていたのか」などなど、多くの気づきがある。「エッジランナーズ2」は前作同様何度も見たくなるドラマだ。繰り返し見ることで脚本や演出を楽しめる。細かいキャラクターの機微、ストーリーの伏線、そして「サイバーパンク2077」に関係する各要素……。見所満載の作品だ。ぜひ見てほしい。

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来源:Game Watch · game.watch.impress.co.jp