跳到正文
4Gamer.net·· 12 小时前精选AI 评分68

《企鹅殖民地》试玩报告:以企鹅视角旁观人类狂气与自灭的宇宙恐怖ADV

「ペンギン・コロニー」は人間たちの狂気と自滅をペンギン視点で傍観するコズミックホラーADV。しかし,そこには予想外の問いかけが待っていた[プレイレポ]

AI 导读

《企鹅殖民地》是由 ORIGAME DIGITAL 开发的宇宙恐怖冒险游戏,玩家操控企鹅旁观1939年纳粹南极考察队自灭惨状。游戏10月16日登陆 PC,Switch 2 与 PS5 版后日发售,支持切换不同企鹅特性探索路线。叙事融合克苏鲁神话与波利尼西亚毛利守护者传统,借企鹅冷眼视角隐喻批评殖民主义。

推荐理由

试玩报告基于实际体验,解析了本作将克苏鲁神话与波利尼西亚传统混血,以企鹅视角冷眼旁观人类狂气的叙事架构与反殖民底色。

正文

「テケリ・リ……テケリ・リ……」

 調査隊にはペンギンの鳴き声がそう聞こえた。――あるいは「それ」がペンギンの鳴き声だと思い込みたかっただけなのかもしれない。

画像ギャラリー No.001のサムネイル画像 / 「ペンギン・コロニー」は人間たちの狂気と自滅をペンギン視点で傍観するコズミックホラーADV。しかし,そこには予想外の問いかけが待っていた[プレイレポ]

 オーストラリアを拠点とするインディーデベロッパ・ORIGAME DIGITALが手がける「ペンギン・コロニー」(PC / Switch2 / PS5 ※Switch2 / PS5版は後日発売)が10月16日に発売される。

画像ギャラリー No.021のサムネイル画像 / 「ペンギン・コロニー」は人間たちの狂気と自滅をペンギン視点で傍観するコズミックホラーADV。しかし,そこには予想外の問いかけが待っていた[プレイレポ]

 本作はH.P.ラヴクラフトの代表作「狂気の山脈にて」などに着想を得たコズミックホラー・アドベンチャーだ。かわいらしいペンギンとして氷上を短い足でよちよちと歩き,お腹でスイーッと滑走する。慣性が働くため操作は少しだけクセがあるが,どこかコミカルなアクションゲームのようでもある。

画像ギャラリー No.002のサムネイル画像 / 「ペンギン・コロニー」は人間たちの狂気と自滅をペンギン視点で傍観するコズミックホラーADV。しかし,そこには予想外の問いかけが待っていた[プレイレポ]

 しかし,その眼前に広がっている光景ときたら……。意味不明な言葉を叫びながら自傷を繰り返す兵士。血肉をまき散らし,そのまま凍りついた死体。1939年,南極大陸にやってきたナチスの調査隊は,プレイヤーの期待(?)を裏切ることなく,とんでもない惨状を呈している。

画像ギャラリー No.003のサムネイル画像 / 「ペンギン・コロニー」は人間たちの狂気と自滅をペンギン視点で傍観するコズミックホラーADV。しかし,そこには予想外の問いかけが待っていた[プレイレポ]

 プレイヤーの役割は知られざる知識の探索者でも,調査隊の生き残りでもない。この地に暮らす「ペンギン」となって,人間たちの狂気と自滅を「傍観」することである。本作は「狂気の山脈にて」のフレームを使い,いったい何を描いてしまったのか――本稿ではそんなゲームの内容をまとめてみたい。

画像ギャラリー No.004のサムネイル画像 / 「ペンギン・コロニー」は人間たちの狂気と自滅をペンギン視点で傍観するコズミックホラーADV。しかし,そこには予想外の問いかけが待っていた[プレイレポ]

到着時,彼らは輝かしい成果を期待していたはずだ
画像ギャラリー No.005のサムネイル画像 / 「ペンギン・コロニー」は人間たちの狂気と自滅をペンギン視点で傍観するコズミックホラーADV。しかし,そこには予想外の問いかけが待っていた[プレイレポ]
念のため,本作は特定の思想を支持する内容ではない
画像ギャラリー No.006のサムネイル画像 / 「ペンギン・コロニー」は人間たちの狂気と自滅をペンギン視点で傍観するコズミックホラーADV。しかし,そこには予想外の問いかけが待っていた[プレイレポ]

氷原を駆け,調査隊の足取りを追う

 繰り返しになるが,本作の際立ったポイントは,かわいらしいペンギンたちの操作感と,目の前で繰り広げられる惨劇とのギャップだろう。氷の上を滑り,クレバスをジャンプで越えていく感覚はなかなか気持ちよく,開けた場所であれば爽快感を味わえるかもしれない。

画像ギャラリー No.007のサムネイル画像 / 「ペンギン・コロニー」は人間たちの狂気と自滅をペンギン視点で傍観するコズミックホラーADV。しかし,そこには予想外の問いかけが待っていた[プレイレポ]

 また,探索の途中,別の種類のペンギンへ意識を切り替える(肉体を乗り換えている? ……誰が?)こともできる。水中でのスピードが随一のジェンツーペンギン,段差を軽々と飛び越えるイワトビペンギン,普通のペンギンでは入れない隙間にするりと潜り込めるペンギンのヒナなど,それぞれの「個性」によって進めるルートが変わってくる。

画像ギャラリー No.008のサムネイル画像 / 「ペンギン・コロニー」は人間たちの狂気と自滅をペンギン視点で傍観するコズミックホラーADV。しかし,そこには予想外の問いかけが待っていた[プレイレポ]

 ただ,ここはブリザード吹きすさぶ南極だ。ペンギンの使い分けやルート探しには,一種のやり込み要素に近いものを感じた。特に,初回プレイ時は探索にこだわりすぎず,おおまかな誘導に従って進んでいくほうが,物語体験的にはいいものになりやすいだろう。
 メインストーリーは数時間程度でひととおり終えられるボリューム感で,まさに短編小説を1編読み終えたかのような「読後感」があった。

キーワードや写真など,収集要素もある。キーワードは入手するたびにペンギンの体力(「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の“がんばりゲージ”のようなもの)がアップする
画像ギャラリー No.009のサムネイル画像 / 「ペンギン・コロニー」は人間たちの狂気と自滅をペンギン視点で傍観するコズミックホラーADV。しかし,そこには予想外の問いかけが待っていた[プレイレポ]

 ちなみに本作のナレーションは「Disco Elysium」などの語りで知られるレンヴァル・ブラウン氏によるもの。風の音や遺跡内の静寂のなかで時折始まる重厚な語りは,目の前の出来事に関与せず,ただ「見届ける」物語の雰囲気によく合っているように感じられた。

画像ギャラリー No.010のサムネイル画像 / 「ペンギン・コロニー」は人間たちの狂気と自滅をペンギン視点で傍観するコズミックホラーADV。しかし,そこには予想外の問いかけが待っていた[プレイレポ]

作品の底に流れる土着のコード

 このようにインスパイア元にかなり忠実なトーンで進んでいく本作だが,単なる「狂気の山脈にて」の再演というわけではない。ナチスの調査隊とはまた別に,マオリ語で守護者を意味する「カイティアキ」の一団が絡んでくる。

画像ギャラリー No.011のサムネイル画像 / 「ペンギン・コロニー」は人間たちの狂気と自滅をペンギン視点で傍観するコズミックホラーADV。しかし,そこには予想外の問いかけが待っていた[プレイレポ]

 ヨーロッパの探検家たちが「主(あるじ)なき土地」と見なした南極にて,古代の力を利用しようとしたがため,自滅していくファシストたち。
 カイティアキはそんな彼らと正面から対峙するわけではない。狂気に呑み込まれる者たちを尻目に,「幾世代にもわたる務め」を果たすため,淡々とした歩みで進んでいく。この対比の構図が,いわゆるコズミックホラーとは一味違う,伝奇アクションやジャパニーズアニメ的な味わいを物語に加えている。

画像ギャラリー No.012のサムネイル画像 / 「ペンギン・コロニー」は人間たちの狂気と自滅をペンギン視点で傍観するコズミックホラーADV。しかし,そこには予想外の問いかけが待っていた[プレイレポ]

 また,プレイの合間に挿入される謎めいたテキストの数々も目を引くものだった。

画像ギャラリー No.013のサムネイル画像 / 「ペンギン・コロニー」は人間たちの狂気と自滅をペンギン視点で傍観するコズミックホラーADV。しかし,そこには予想外の問いかけが待っていた[プレイレポ]

「あの者が姿を自在に変えられると知ったとき,我々は慄いた。しかし,あの者と我々の目的は同じなのだと気づいたのだ。――1779年」

「堕辰子の純粋な血は,[sic]あらゆる病を癒したのち,人を狂わせ,死に至らしめることで知られている。――1994年」

「■■■の血塗られた夢の次元は,■■■場合,惨劇が起きた現場に一瞬だけ出現する。――2003年」

 「堕辰子」という固有名詞を見たときは目を疑ったが,2003年の記述も含まれているあたり,PS2用ホラーアドベンチャー「SIREN」を念頭に置いて書かれたのはまず間違いない(「SIREN」の発売年は2003年)。おそらく本作の作者であるナフタリ・ファルクナー氏は,「SIREN」で描かれた「土着信仰とコズミックホラーの融合」から多大なインスピレーションを受けたのだろう。

 異界の存在。血の呪い。そして伝承の守護者。本作の物語は,コズミックホラーの文脈と,ポリネシアの土着的な伝統が「混血」して生まれたものらしい。

こちらもプレイ中に挿入されたビジョン。マオリの伝統意匠を思わせる織物に,粗いドットでカイティアキと「何か」が描かれているように見える
画像ギャラリー No.014のサムネイル画像 / 「ペンギン・コロニー」は人間たちの狂気と自滅をペンギン視点で傍観するコズミックホラーADV。しかし,そこには予想外の問いかけが待っていた[プレイレポ]
そもそもクトゥルフとて,ラヴクラフトがさまざまなモチーフから生み出したクリーチャーだ
画像ギャラリー No.015のサムネイル画像 / 「ペンギン・コロニー」は人間たちの狂気と自滅をペンギン視点で傍観するコズミックホラーADV。しかし,そこには予想外の問いかけが待っていた[プレイレポ]

我々は「ショゴス」か「ペンギン」か

 ここでゲームの外側に話を広げてみよう。少々ネタバレ気味なので,その点を気にする人は先にゲームを遊ぶか,「狂気の山脈にて」を読んでから目を通してほしい。

 本作に登場する遺跡群は,古代種族「古のもの」たちが作り上げたものだ。ラヴクラフトの原典において「古のもの」は,高度な文明を持ちながら,自らが造り出した奴隷生物「ショゴス」の反乱によって滅んでいる。

画像ギャラリー No.016のサムネイル画像 / 「ペンギン・コロニー」は人間たちの狂気と自滅をペンギン視点で傍観するコズミックホラーADV。しかし,そこには予想外の問いかけが待っていた[プレイレポ]

 作者のファルクナー氏はマオリ族系の生まれであり,本作に植民地主義や帝国主義への批評を込めていると,インタビューなどで語っている。そのあたりも含めて考えるに,本作の「古のものの都市」は,かつて世界を切り分けた西洋諸国,とりわけオーストラリアの宗主国だったイギリスに重ね合わされて描かれているのは明らかだ。

いつの時代のものか,イギリスの調査隊もここにたどり着いていた
画像ギャラリー No.017のサムネイル画像 / 「ペンギン・コロニー」は人間たちの狂気と自滅をペンギン視点で傍観するコズミックホラーADV。しかし,そこには予想外の問いかけが待っていた[プレイレポ]

 本作の南極には,支配者を失ったショゴスと,多種多様なペンギンたちが棲んでいる。ショゴスはかつての主人の手を離れ,自由にはなった。しかし,彼らは何を目指すでもなく,かつての支配者の言葉を「テケリ・リ」と模倣しながら,ブクブクと泡立ち,無秩序に存在し続けている。
 一方,ペンギンたちは,ファシズムに狂う人間も,無秩序に泡立つショゴスすらも,どこか冷ややかな視線で傍観している。極限の寒さのなかで身を寄せ合い,ただそこで「生」をつなぎながら。

画像ギャラリー No.018のサムネイル画像 / 「ペンギン・コロニー」は人間たちの狂気と自滅をペンギン視点で傍観するコズミックホラーADV。しかし,そこには予想外の問いかけが待っていた[プレイレポ]

 では植民地やファシズムの時代が去ったあとを生きる我々は,果たしてどちらなのだろうか。自由と情報と欲望のなかで泡立ち続けるショゴスなのか。それとも,イデオロギーや狂気の喧騒から距離を置き,身を寄せ合って生きるペンギンか。

――いや,どちらでもさほどの違いはないのかもしれない。

画像ギャラリー No.019のサムネイル画像 / 「ペンギン・コロニー」は人間たちの狂気と自滅をペンギン視点で傍観するコズミックホラーADV。しかし,そこには予想外の問いかけが待っていた[プレイレポ]

 なお,本作はエンディングに到達すると,「探検の結果」(全体のコンプリート率)を確認できるようになる。筆者はそれなりにあちこち歩いたつもりだったが,1周目では全体の3分の1程度しか探検できていないようだった。さまざまなペンギンを使い分けて,ルートやキーワードを探す遊びは思った以上に「深淵」なようである。

画像ギャラリー No.020のサムネイル画像 / 「ペンギン・コロニー」は人間たちの狂気と自滅をペンギン視点で傍観するコズミックホラーADV。しかし,そこには予想外の問いかけが待っていた[プレイレポ]

 本作はSteamでデモ版が配信されている。何を描こうとしているのか,そしてどんな問いをプレイヤーに投げかけてくるのかは,デモ版の範囲からもしっかり伝わってくるだろう。独特な操作感と,氷の下に眠る不穏さに心惹かれたなら,迷わず本編も遊んでみてほしい。

来源:4Gamer.net · 4gamer.net