饭岛多纪哉谈《学校であった怖い話》制作秘话与《ONI》诞生幕后
『学校であった怖い話』は今ならCERO Zだったかも!?飯島多紀哉氏が明かす制作秘話と『ONI』誕生の裏側
饭岛多纪哉在TGS2026的D3 Publisher创作者谈中披露《学校であった怖い話》《晦-つきこもり》于2026年9月10日登陆Nintendo Switch及《ONI》系列7作将于2027年1月28日复刻。新版限定特典含饭岛书下小说《さよなら、殺人クラブ》与幻之《残地張》,系列新作《ONI零X》预计2027年发售。

2026年9月17日から21日までの5日間、千葉県幕張メッセでは「東京ゲームショウ2026」が開催されました(21日は会場開催は中止、配信イベントのみ開催)。今回のゲームショウでも、さまざまな展示やイベントが開催されて大いに盛り上がっていました。
D3パブリッシャーブースでは、9月18日に飯島多紀哉氏を迎えたクリエイタートークが行われました。
ニンテンドースイッチ向けに2026年9月10日発売された『学校であった怖い話』『晦-つきこもり』、そして2027年1月28日に『鬼忍降魔録 ONI』から『幕末降臨伝ONI』までの7作品が復刻されるということで、飯島氏による当時の思い出話や制作秘話も披露されました。本稿では、トークショーのイベントレポートをお届けしていきます!

今回のイベントでは、篠原みなみさんの司会進行から始まり、飯島多紀哉氏とD3パブリッシャーのプロデューサー・藤田峻輔氏の2人によるトークが行われました。トークはまず『学校であった怖い話』と『晦-つきこもり』からスタートします。
飯島氏は『学校であった怖い話』について、当時とシナリオが変わっていないが現代の基準だと「CERO B」から「CERO D」になったことを紹介。コンプライアンス意識の変化により、もしかしたらCERO Z認定やお蔵入りとなるシナリオの可能性があったかも知れないと、いきなりのぶっちゃけトークを披露しました。
制作に関しては、開発当時はSNSなどが無い時代だったため、すべて足を使って調べる必要があったようです。だからこそ、今のように情報が手に入りやすい時代では「同じシナリオは完成しなかったんじゃないか」と振り返り、当時だからこそ生まれた可能性があると語っていました。
作品には“エンターテインメント”を目指すことが重要であり、ホラーや恋愛のジャンルを突き詰めるだけでなく、さまざまな要素を入れる必要があると説明。その結果として生まれたのが『学校であった怖い話』の「風間望」であり、ゲームとして語り手ごとの多彩なジャンルのシナリオが作られたようです。
『学校であった怖い話』の意味とは
『学校であった怖い話』の怖さの意味については、“学校の七不思議”や“学校にまつわる怪談”を集めたという意味ではなく“「学校」であなたが体験する怖い話”がタイトルなのだと解説。本作の特徴である、6人の語り部によるシステムが生まれた発想は、飯島氏が学生時代の体験に大きく影響されているようです。
飯島氏が学生時代、修学旅行や合宿などで百物語のように、輪になって話をすることが多かったようです。ただし男子校だったので恋バナもなく、大抵は怖い話になり、そこで怖がらせられればヒーローになったということで、そこから「怖い話が得意な人を集めれば面白いんじゃないか」という発想が最初だったようです。
飯島氏は、学生当時の怪談話で“仕込み”を用意していたというエピソードを披露。「これから霊を呼ぶ」という話で、誰かが気づいたら「来た!」と反応してもらうのを、あらかじめ友人にお願いしたことで盛り上げていたようですが、とあるタイミングでまったく別の友人まで「来た!」と反応し、本当に怖い話を体験したとか……。
藤田氏が好きな話について尋ねると、飯島氏は描きたかったシナリオとして「殺人クラブ」「人形」「トイレの花子さん」の3つの名前を挙げ、それぞれの思い出を披露。人形については、飯島氏自身が幼い頃から疲れているときに、視界の隅に人形を見ることがあるという、自身の怖い体験も紹介していました。
「トイレの花子さん」に関しては“人間は、いつどこで人を傷つけているかわからない”が話のテーマになっていることも語っていました。

当時収録できなかったシナリオが限定特典に
シナリオ「殺人クラブ」については、今回のニンテンドースイッチ版の限定版特典に飯島氏の書き下ろし小説「さよなら、殺人クラブ」が付属しています。
このシナリオは当時から作られていたものの、当時のメーカーから“他人が主人公を殺す”ことは問題なく、“自分が他人を殺そうとする”のがNGになったことを明かし、本来なら2つのシナリオがセットになっていたものの収録できず、今回書き下ろし小説という形で実現したようです。
開発時の苦労に関しては、ボリュームが多すぎたことでデバッグ作業が大変だったと振り返りました。どうやっても隠しシナリオが出ずにフラグをひとつひとつ調べたこともあったようです。スーパーファミコン当時の容量制限がきつく、グラフィックの影などを削減したことが、むしろゲームの雰囲気の良さに寄与したということもあったようです。
なお、開発時に実際の恐怖体験があったかという質問に対しては、飯島氏は「当時は何もなかった」とコメント。ただしお祓いには行っていたようです。一方で、移植版に関わった藤田氏は、ゲームに関する印刷物をプリントした際に用紙が真っ黒になったという恐怖を体験したようです。
また、今回の移植版の作業中には、書き下ろしの「さよなら、殺人クラブ」を描き終えた途端に飯島氏の耳が突然聞こえなくなったり、プロデューサーが心筋梗塞になったりと、さまざまな症状に見舞われたとのことです。
当時珍しかった和風RPG『ONI』
続いてトークテーマは『ONI』シリーズへ。シリーズは1990年のゲームボーイ向けソフト『鬼忍降魔録 ONI』から始まり、2027年にはシリーズ最新作『ONI零X(クロス)』が発売予定であることも発表されています。
過去に飯島氏は「ジャパネスク : RPG幻想事典・日本編」という書籍の監修を担当していて、日本の妖怪や忍者などを取り上げていました。その流れもあり、バンプレストから「日本をテーマにしたRPG」を作れないかという話があり、それを受けて『ONI』シリーズは制作されたようです。
プロトタイプは「残地張」というタイトルで、故郷である“地張”が襲われ、唯一生き“残”った主人公が復讐するというプロットでした。しかし、タイトルに“残”という文字が入っているのは縁起が悪いということで、現在の『ONI』というタイトルに変更しています。
また、ゲームは子供に売りたいということで「変身」を組み込み、さらに飯島氏が好きな「妖怪人間ベム」の要素を入れたことで、物語の方向性も定まっていったようです。こうして生まれた『鬼忍降魔録 ONI』は、飯島氏いわく「まあまあ」の売上だったようですが、アンケートハガキの熱量はすごかったようです。
同時期に発刊されていたゲーム雑誌でもシリーズは高い評価を受けていましたが、飯島氏の中では、そこまでメジャーな作品の感覚はなかったとのこと。今回の復刻の反響の大きさには飯島氏も驚いたようで、あらためて「みんなの記憶に残るゲームを作れた」と喜んでいました。

特典は幻の「残地張」書き下ろし小説!
今回の復刻はシリーズ作品ごとに購入するか、ゲームボーイ版5作品とスーパーファミコン版2作品をまとめたもの、さらに7作品をまとめた限定版が用意されています。限定版ではオリジナルサウンドトラックだけでなく、飯島氏の書き下ろし小説がセットになったもので、なんとここで「残地張」が特典になることが明かされました。
飯島氏によれば、今回書き下ろされる「残地張」は、より暗く、よりダークなもので、この小説が『ONI』シリーズの原典になるようなものだとか。まだ誰も知らないような話になるということなので、シリーズファンには見逃せない特典になりそうです。
開発に関して、当時は足を使って調べるしかなかった飯島氏は、各地の本屋などで買い集めたりしていたといいます。特に厳しかったのは、三重県名張市にある修験の地「赤目四十八滝」での取材。数々の滝が連なる渓谷を巡るうち、道中で遭難してしまったという驚きのエピソードも披露しました。その厳しさが、ゲームのマップの難しさにも反映されているとか……。
飯島氏も当時『ONI II 隠忍伝説』をプレイして、難しかったので「簡単にしよう」と提案したものの、スタッフから「社長(飯島氏)が指示したんですよ」と言われ、そのまま採用したとか。藤田氏は、その厳しいマップも今回のどこでもセーブ機能や3倍速のおかげで、かなりプレイしやすくなっていると話していました。
ゲームボーイ時代の容量制限や表現との戦いの中で、初期武器を使ったギミックなどのアイデアも生まれたことなどもエピソードとして話され、シリーズファンにとっても嬉しい内容がたっぷりのトークショーでした!


飯島氏は、現在やりたいことを尋ねられ、YouTuberやインフルエンサーが、「これをやられたらやばい!」と頭を抱えるような、挑戦状のようなものを考えているとコメントしていました。
最後に、藤田氏から「30年前の作品が今も遊ばれていることを、30年前の自分に伝えたらどう思うか?」という質問。飯島氏は、自身の目指すものは常にドラえもんだと考えていて、長く愛されているドラえもんのように「じゃあ50年後はどうか、100年後はどうか」と考えるだろうと答えていました。
最後は、ファンの方々へ「30年以上前の作品を今遊んでどう思うのか、もっと遊びたいという声があれば続編もありうると思うので、皆さんの声を聞かせてほしい」というメッセージでトークショーは締められました!
来源:GameSpark · gamespark.jp