Steam早期访问游戏中“过半数”约7000本已1年以上未更新,早期访问长期化后多成“杳无音讯”
Steamで早期アクセス中ゲームの「過半数」、約7000本が1年以上更新なし。早期アクセスが長期化するほど、“音沙汰なし”だらけに
Steam上早期访问配信中的游戏截至今年9月26日共1万2320本,其中6989本(56.7%)已1年以上未更新。早期访问开始超1年的9063本里77%无更新,且期越长放置比例越高,5年以上达87%。正式发布游戏87%在3年内脱离早期访问。

PCゲームのプラットフォームであるSteamでは、日々多くのゲームがリリースされている。なかには「早期アクセス」としてリリースされるゲームもあるが、現在早期アクセス配信中のうち半数以上は、1年以上も更新がないのだという。
Steamの早期アクセスとは、開発者が開発途中のゲームをリリースし、ユーザーからフィードバックを得ながら完成を目指すための仕組みだ。開発のどの段階でリリースされるかは作品や開発者によりさまざまであるが、一般的に複数回のアップデート配信を通じてコンテンツの拡充などがおこなわれ、最終的に製品版として正式リリースされる。
早期アクセス配信中のゲームのストアページには、未完成品であることを示す注意書きと共に、早期アクセスにした理由や、想定している実施期間、正式リリース版との違い、現状の内容などについて、開発者が説明する項目が設けられている。
1年以上更新が途絶えている「56.7%」
10月10日、ゲームブログ「Gamer Of Passion」の運営をおこなっているユーザーgamerofpassion氏が、Redditおよび同ブログに向けて記事を公開した。同氏がSteam上に公開されているデータを収集した結果、今年9月26日時点で早期アクセス配信されているゲーム全1万2320本のうち、6989本(56.7%)が1年間アップデートされていなかったとのこと。なおここでいう「アップデートされていなかった」という状態は、ビルドの更新およびパッチノートやアップデートの告知/更新がないことを指している。
さらに詳細な数字としては、早期アクセス開始から1年以上経過したゲームについては、総数が9063本。そのうち1年以上内容に更新がないタイトルは6977本を記録し77%に達している。
ちなみにSteamの早期アクセスタイトルについては、しばらくアップデートがない場合、そのことへの注意書きがValveによって自動的に付与される。少なくとも12か月以上更新のない早期アクセスタイトルについては、「注:開発者による最後のアップデートはXか月以上前です。ここで開発者が説明している情報とタイムラインは、最新ではない可能性があります」とのメッセージが表示される(関連記事)。gamerofpassion氏はこのメッセージがあるかどうかで更新が来ていないかどうかを判別しているといい、最近注意書きが記載された早期アクセスタイトルも、ほとんどそのまま“放置”される可能性が高いといえるだろう。

あわせてgamerofpassion氏はこれらの早期アクセス期間中にあるタイトルについて、10件以上のレビューが寄せられた6187タイトルを追跡。するとアップデートがしばらく来ていないという記載は「早期アクセス期間が長引けば長引くほど」増加傾向にあった。たとえば早期アクセス期間に入ってから1年以上2年未満であれば957件のうち34%が、2年以上3年未満であれば732本中の57%……というかたちだ。早期アクセスより5年以上経過したタイトルであれば87%を占めている。一度“放置”されたタイトルは、そのまま長期に放置されがちな状況もうかがえる。

左の棒グラフから順にXは1年~2年、2年~3年、3年~5年、5年以上となっている
正式リリースに至るまでの目安は「3年」
一方で、正式リリースを達成したゲームは大半が「3年以内」に早期アクセス配信を卒業するのだという。2020年から2025年の間に正式リリースされた、少なくとも10件のレビューを獲得した4632本についての調査結果によれば、まずその29%にあたる1326本が半年以内に正式リリースを迎えている。続いて半年以上1年以内にリリースされたタイトルは1079本で全体の23%を記録している。

さらに1年以上2年以内であれば24%、2年以上3年以内であれば11%となり、正式リリースを迎えたタイトルのうち実に87%が3年以内に早期アクセス配信を終了していることがわかる。
ゲームの「盛り上がり」も正式リリースに寄与か
gamerofpassion氏はこれに加え、レビュー数に応じた“早期アクセス卒業率”を調査。すると、レビュー数が多いゲームほどより正式リリースに到達する割合が高いことも判明した。たとえばレビュー件数が10件未満のタイトルと1000件以上のタイトルの正式リリース到達率を比較すると、2倍以上の差がある。注目度の高さやユーザーリアクションの多さが、開発の継続に関係している可能性も考えられる。
| Steamのレビュー(件) | ゲーム(本) | 正式リリース到達率 | 現時点から、12か月以内に更新のあった早期アクセス配信タイトルの割合 | 現時点から、12か月以上更新のない早期アクセス配信タイトルの割合 | 早期アクセス期間中に販売中止した割合 |
| 10未満 | 4,456 | 30.8% | 3.7% | 59.0% | 6.5% |
| 10-99 | 5,540 | 51.7% | 4.2% | 36.2% | 7.9% |
| 100-999 | 2,977 | 67.1% | 7.1% | 18.8% | 7.0% |
| 1,000以上 | 1,624 | 78.8% | 11.1% | 6.4% | 3.6% |
いずれにせよ、早期アクセス段階でレビューが少なくあまり注目されなかったタイトルは、セールス面でも苦戦している可能性が考えられ、早期アクセスのまま開発が停滞するケースはあるのだろう。“凍結率”が高かった、レビューの少ない早期アクセスゲームなどについては、gamerofpassion氏より「小規模なタイトルが多かった」とも伝えられている。早期アクセス配信という開発形態のメリットとして、フィードバックを受けた磨き上げだけでなく、売上を開発資金に充てられる側面もある。そのぶん自己資金で開発しているような小規模デベロッパーにとっては、セールスが振るわなければスムーズな開発継続は難しくなるわけだろう。
ただ今回の調査結果ではアップデートされない理由については調査されておらず、個別の背景事情については不明だ。レビュー件数との関係についても、「正式リリースを受けてレビューが増えた可能性」、つまりレビュー数と早期アクセス配信が無関係である可能性にも言及されており、すべてがこうした傾向に合致するわけではないことには留意したい。
Steamの早期アクセスタイトルについては、Steamサポートでも記載されているように、「フルリリースに向けて開発段階からゲームをプレイできるようにする」モデルとなっている。そのため早期アクセスタイトルはいうなれば未完成品の開発途中であり、アップデートによる更新を前提にしているわけだ。開発側としても、生のフィードバックを得つつ開発資金をある程度確保できるという意味では有用な仕組みながら、さまざまな事情で正式リリースが断念される、あるいは長期にわたって中断されるケースも一定数存在するようだ。
そうした状況もあってか、昨今では早期アクセス配信の作品を、ユーザー側も警戒する傾向があるのではないかと懸念する開発者の声もみられる(関連記事)。また早期アクセス配信初期に厳しい評価が集まることを避けるため、早期アクセス配信の前段階で入念なコミュニティテストをおこなったり、あるいはSteamでの早期アクセス配信そのものを避けることを決断するケースも見受けられる(関連記事)。いずれにせよ、現在早期アクセス配信中のゲームの半数以上に、1年以上更新がない状況は、早期アクセスの開発形態の課題を浮き彫りにしているかもしれない。
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Kosuke Takenaka
ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。
来源:AUTOMATON · automaton-media.com