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游戏与艺术融入日常,略带奇妙与舒适的空间,《The Tenth Mosaic》两天活动报道

ゲームとアートが日常に溶け込む,ちょっと不思議で居心地のよい空間。「The Tenth Mosaic」で過ごした2日間をレポート[The Tenth Mosaic]

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The Tenth Mosaic 于2026年9月22日、23日在东京饭田桥东京日法学院举办游戏与艺术融合活动,涵盖独立游戏与复古硬件展览。吉田修平策展的 Indie Legacy Showcase 展出「洞窟物語」「LA-MULANA」等15款以上日本独立游戏并提供试玩,硬件区含未发售的 Panasonic M2 等稀有机型。

正文

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 2026年9月22日・23日の2日間,東京・飯田橋の東京日仏学院で開催されたアート&カルチャーイベント「The Tenth Mosaic(ザ・テンス・モザイク)」。ゲームを「第10の芸術」と捉え,展示やトークセッション,試遊,音楽ライブなど多彩な催しが行われた。

 アートやカルチャーのイベントと聞くと,少し肩ひじを張ってしまう人もいるかもしれない。しかし本イベントには,東京日仏学院という場所の雰囲気もあってか,アートやカルチャーを日常の延長で楽しめるような親しみやすさがあった。
 多くの来場者でにぎわいながらも,どこかゆったりと時間が流れる,不思議と居心地のよい空間。そんな「The Tenth Mosaic」の2日間を,たくさんの写真とともに振り返っていこう。

 なお,本イベントに通底するゲーム文化やインディペンデントな創作精神については,ライターの高橋祐介氏が別の視点からコラムにまとめている(リンク)。そちらもぜひご覧いただきたい。

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※4Gamerの「The Tenth Mosaic」関連記事はこちら

ゲーム音楽が流れる中庭に,個性豊かな展示の数々。思い思いに楽しめる2日間

 白を基調とした開放的な建築に,緑豊かな中庭。通りすがりに軽く目をやる程度では,この建物のほとんどを使ってゲームのイベントが行われているとは気づかないかもしれない。

初日は快晴。外でも過ごしやすい陽気だった
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2日目は雨交じりの不安定な天気だったけど,それはそれでしっとりとした雰囲気
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 しかし,中庭のDJブースからは耳なじみのあるゲーム音楽のリミックスが流れ,ロビーにはゲーム機の展示や試遊コーナーが設けられ,各教室では趣向を凝らした展示や企画が行われている。一般的なゲーム展示会とはひと味違う,独特の雰囲気が漂っていた。

東京日仏学院のほとんどを使用した本イベント。開放的でおしゃれな建物……!
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 中庭には,フランスの食べ物やワインなどを販売する露店も出ていた。

 お店のスタッフたちも,DJブースの音楽に体を揺らしたり,試遊機を興味深そうに眺めたりと,イベントを楽しんでいる様子。筆者もドリンクの注文を待っているとき,「私たち,ネイルの色が同じ!」といった感じでスタッフの女性と会話が弾み,世間話を交わしながらスパイシーな柑橘ソーダを作ってもらった。
 テラスでお酒をたしなみながらパンフレットをめくる人,お目当てのトークセッションを待つ人,東京日仏学院の生徒と思しき人もいて,それぞれが思い思いの時間を過ごしている。

露店で購入した「柿の白和え」は,カットした柿とヨーグルトソースに,香ばしい焼きナスをトッピングしたもの。さまざまな柑橘の甘酸っぱさと香り高いスパイスが爽やかな「オーガニック柑橘のソーダ」とあわせて,美味しくいただきました
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 大勢の人が集まっているのに,不思議と騒々しさはない。静かな佇まいの建物と緑に囲まれた中庭には,DJブースから流れるゲーム音楽が心地よく響いていた。ここで一日中,お茶を飲みながら過ごしているだけでも,十分に満足できそうだ。
 もちろん,建物のなかにも見どころは盛りだくさん。2階のシアター型ホールなどでは,国内外のゲームクリエイターたちによるトークセッションが開催されていた。ここからは展示や企画を紹介しよう。

 メイン企画のひとつであるトークセッションは,数々の名作を生み出したクリエイターたちの話を間近で聞けるとあってどの回も早々にチケットが完売するほどの人気ぶりだった。4Gamerでは各セッションのレポート記事を掲載しているので,詳しい内容はこちらでチェックしてほしい。

■インディーゲーム展示&トーク
 こちらは,日本のインディーゲームの歴史を振り返る特別展示「Indie Legacy Showcase」。長年インディーゲームを支援してきた吉田修平氏がキュレーターを務め,「洞窟物語」「LA-MULANA」「天穂のサクナヒメ」「8番出口」など,20年以上にわたる日本のインディーゲーム史を彩ってきた15作品あまりが並んでいた。

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 各作品の紹介文も,すべて吉田氏自身が執筆したものだ。展示されたゲームは実際に遊ぶこともでき,吉田氏の解説とともに日本のインディーゲームの歩みをたどれる趣向となっていた。吉田氏も時おりこの部屋を訪れ,来場者とのフランクな会話を楽しんでいたようだった。

自由に遊べる試遊機がずらり。筆者もプレイしそびれていたタイトルをこの機会に遊んできた
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吉田氏本人も時折展示に顔を出し,来場者にゲームを紹介していた。こちらの写真は,本イベント全体の取り仕切りを担当した編集部・Junpocoがばったり出会ったときに撮影したもの。ニコニコで展示内容を説明していただいたとか
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 また,この展示と同じく,日本のインディーゲームの歴史や現在をテーマにしたトークセッションも行われた。
 こちらも吉田氏が聞き手となり,2部構成で開催。第1部では「LA-MULANA」「天穂のサクナヒメ」「PICO PARK」の開発者たちが日本のインディーゲームの歩みを振り返り,第2部では「Öoo」の生高橋氏と「ダレカレ」のyona氏が,新しい世代の作り手として自身のゲーム制作について語った。2つのセッションは4Gamerでもレポートを掲載している。

Photo: Alexander Degiorgio
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Photo: Kristof Sagna
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■ゲームハード展示
 ロビーに展示されたゲーム機の数々も見ごたえたっぷり。往年の家庭用ゲーム機からホビーパソコンまで,さまざまなハードウェアがずらりと並んでいた。
 なかには,幻に終わった3DOの後継機「Panasonic M2」や,メガドライブとIBM互換PCを組み合わせた「テラドライブ」「Amstrad Mega PC」など,今となっては実物を見る機会も少ない珍しいマシンも。

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1985年発売の「PC-8801mkIISR」。グラフィックスやサウンドの強化によって,ゲームプラットフォームとしても人気を集めた

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一般発売されなかった幻のゲーム機「Panasonic M2」。3DOの後継機として開発されたが,その技術はアーケードゲームなどに活用された

メガドライブとIBM互換PCを組み合わせた「テラドライブ」と「Amstrad Mega PC」。似たコンセプトながら,それぞれ異なる仕組みを採用していた
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ゲーム機と意外な機器の組み合わせも。カーナビ機能を備えた「HiSATURN NAVI」や,ゲームボーイを使って刺繍のパターンを作成できるミシン「ジャガー JN-100」なども展示されていた
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家庭用ゲーム機としては珍しい「CAPCOM POWER SYSTEM CHANGER」。カプコンのアーケードゲーム基板「CPS-1」を家庭で楽しめるようにしたものだ
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発売当時,筆者が喉から手が出るほどほしかったサテラビュー。子どものお小遣いでは届かず,「遊べるソフトが充実してから買えるといいな」と思っているうちに次世代機ブームが到来した。結局買い逃したまま歴史のひとコマとなったサテラビュー……切なくも懐かしい思い出だ
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 さらに,全日本空輸(ANA)の国際線で抽選に当たった乗客に贈られた「ゲームボーイカラー ANAエディション」や,阪神タイガースの優勝を記念したゲームキューブなど,企業やキャラクターとコラボした特別仕様のモデルも並んでいた。
 ゲームの歴史をたどれることはもちろん,プロダクトという視点でラインナップを見ると,当時の流行やゲームシーンの盛り上がり,ゲームがほかの文化と結びついてきた様子まで見えてきて楽しい。

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ANAの国際線で抽選の景品として提供された「ゲームボーイカラー ANAエディション」と,ホンダベルノの新規顧客向けに提供された特別仕様のゲームギア
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阪神タイガースの2003年のリーグ優勝を記念したゲームキューブ,製造数が約5000台という阪神タイガース仕様のネオジオポケットカラーも並んでいた
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ピカチュウ仕様のゲームボーイライトやゲームボーイプリンタ,「はたらくチョコボ」の限定ワンダースワンなど,キャラクターをあしらったモデルも充実

  展示を見るだけでなく,実際にゲームを遊べるコーナーも用意されていた。

 そのひとつに目をやると,テレビ画面に映っていたのは「がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス」。最近発売された「がんばれゴエモン」シリーズのコレクションタイトル「がんばれゴエモン大集合!」(関連記事)が置いてあるのだろうと思いきや,よく見てみると,スーパーファミコンの実機ですって!? しかもSFC内蔵テレビ・SF1!

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 ほかにも「Rez」や「アウターワールド」など,本イベントに登壇したクリエイターたちの作品を,当時のゲーム機で楽しめる試遊展示もあった。懐かしいゲームを実機で遊べるとあって,試遊コーナーには次々と来場者が訪れ,思い思いにプレイを楽しんでいた。

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 30年ほど前にタイムスリップしたようで,あの頃を思い出して胸がキュンとなるアラフィフの筆者。同じように懐かしさを感じる来場者も多かったようで,コントローラーを手に取り,「懐かしい!」と顔をほころばせる人の姿もあった。

制作者のエリック・シャイ氏が会場内にいるこのイベントで,「アウターワールド(原題:Another World)」を遊ぶ。こんなことある? 遠い点と点がつながったような感覚だ
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 同じくらい目についたのは,当時を知らない若い世代と思しき参加者や子どもたちも興味津々で,積極的に試遊していたことだ。
 大人にとっては懐かしいゲームも,彼らにとっては初めて触れるものかもしれない。自分が生まれる何十年も前にリリースされたゲームを,当時のハードで遊ぶ。いったいどんなふうに感じたのだろうか。

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別の部屋には「Rez」の体験コーナーも。専用に用意されたスクリーンと音響設備で,水口哲也氏が追求してきた,音と映像が一体となる「共感覚(シナスタジア)」を味わえる空間になっていた
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■アナログゲーム展示

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 さて,ほかの部屋にも足を延ばしてみる。
 ここは,「URABAKO 〜ボドゲ制作の舞台裏〜」と名付けられたアナログゲーム展示の部屋だ。入室した瞬間,色鮮やかで美しい盤面やカード,駒のデザインに目を奪われた。

 Tokyo Board Game ClubとEsper Game Studioによるこの企画は,ボードゲームを「遊ぶもの」としてだけでなく,「プロダクトデザイン」や「アート」という視点から紹介するもの。完成したゲームはもちろん,アートワークやパッケージ,制作過程などにも目を向け,普段遊ぶだけではなかなか見えてこない,作り手のアイデアや工夫に触れられる展示となっていた。

 デザインや素材,細部の作り込みなどをじっくりと見たり触ったりする。すると,今までなんとなく認識していた「ボードゲーム」にも,クリエイターのアイデアと工夫,そして遊び心がギュッと詰まっているのだと改めて実感できた。

参加したのは14games,itten,Saashi & Saashi,SzpiLAB,TrickTakers games,Esper Game Studioの6組のクリエイター・出版社。展示には作品だけではなく,ボードゲーム制作を始めたきっかけ,チームの設計思想やデザインの理念,今後の展望といった「制作者の声」も置かれていた
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隣の部屋には,実際に展示作品で遊べるスペースが設置されていた。会場内のショップでは,一部展示商品の販売もあった
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■アートの特別展示
 「The Tenth Mosaic」は,会場全体がひとつのギャラリーのようでもあった。建物のあちこちにアートワークが飾られ,展示室はもちろん,通路を歩いているだけでもさまざまな作品に出会えるのだ。

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 たとえば,フランス発の登山ゲーム「Cairn」のために描かれた,漫画家・イラストレーターのマチュー・バブレ氏による原画や制作スケッチ。さらには,上田文人氏の「人喰いの大鷲トリコ」を立体化したアートスタチューなども展示されていた。

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寺田克也氏によるライブドローイング。2日目はあいにくの雨模様だったが,制作の様子を見届けようと多くの来場者が足を止めていた
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 専用の展示室には,「アウターワールド」のエリック・シャイ氏や,「アローン・イン・ザ・ダーク」「リトル・ビッグ・アドベンチャー」のフレデリック・レイナル氏といった,フランスを代表するゲームクリエイターたちの制作スケッチや原画など,貴重な資料が並んでいた。

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エリック・シャイ氏とフレデリック・レイナル氏が揃って展示を鑑賞。ゲームの歴史に名を刻んだ2人が並ぶ,なんとも贅沢な光景だ(Photo: Alexander Degiorgio)
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 建物を生かした展示方法もおしゃれだ。こうして巡っていると,先ほど紹介したレトロゲーム機やインディーゲームの展示も,ゲームの歴史や文化を伝えるアート展示のひとつのように感じられる。さまざまな形の「ゲーム」が,建物全体に溶け込んでいるのが面白い。

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 どれも見ごたえのある展示だったが,なかでもゲームクリエイターの飯野賢治氏が手がけた「エネミー・ゼロ」の発売30周年を記念するオマージュ展は印象的だった。

 飯野氏の等身大パネルがお出迎えしてくれる部屋には,ゲームソフトはもちろん,開発当時の企画書やデザイン資料,ポスター,雑誌,関連グッズなどがずらり。1996年の発売当時を知るファンにはたまらない,貴重な品々が集められていた。

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 なかには,当時わずか20個限定,20万円で販売された「スペシャルボックス」の実物も。飯野氏自らが購入者のもとへ届けたという特別な商品で,こうして目にできる機会はなかなかないだろう。
 会場では記念グッズも販売され,次々に訪れる人々が展示に見入っていた。「エネミー・ゼロ」という作品だけでなく,そこに込められたアイデアや,当時のゲーム文化の熱気まで感じられる空間だった。

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ゲームソフトだけでなく,当時の資料やファンに向けた直筆メッセージ,「エネミー・ゼロ」が掲載されていた雑誌まで,ファンには嬉しい展示品の数々
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 この部屋では,2日目となる9月23日に,磯村ショウノ氏(ヴァイオリン)と谷岡久美氏(電子ピアノ)による「エネミー・ゼロ」の楽曲を中心としたアコースティックライブも行われた。
 「エネミー・ゼロ」ゆかりの品が置かれた部屋で,演者を囲むようにして体験するライブは,音がダイレクトに届く特別な時間だった。ときどき聞こえてくる誰かの衣擦れの音や足音,静かに扉を開ける音すらも,すべて音楽の一部になったように感じられる。

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 演奏では,「エネミー・ゼロ」だけでなく,「リアルサウンド 〜風のリグレット〜」の楽曲や「戦場のメリークリスマス」のカバーも披露された。
 ふたつの楽器から,大きく豊かに広がっていく音の空間。集まった人たちの思いを優しく包み込み,音楽を愛した飯野氏の世界へと誘う,夢のようなひとときだった。

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■「Minecraft」で現実とゲームの世界を行ったり来たり。思いがけない交流も
 最後に,印象に残った“体験企画”を紹介しよう。
 会場のとある部屋で見つけたのは,「インスティチュートの秘密 〜現実とバーチャルを行き来する探索ゲーム〜」という張り紙。どうやら「Minecraft」を使った謎解きゲームのようだ。

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 部屋に入ると,フランス語を話すインストラクターが待っていて,「Minecraft」をプレイできるタブレット端末を手渡された。
 そこに映っていたのはなんと,「Minecraft」で再現された東京日仏学院だ。このワールドは現実の建物とリンクするように作られており,ゲームの中で見つけたヒントを頼りに,今度は実際の建物を探索して次の手掛かりを探す。そうして現実とゲームの世界を行き来しながら,謎を解き明かしていくというものだ。

 これは面白そう! さっそくプレイを始めてみた。

ゲーム内で見つけたヒントをもとに,実際の建物でその場所を探す
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何も使われていない部屋だなと思ったら……次のヒントがあった!
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 基本的には,ひとりひとつの端末を持ってゲームを進めていく。だが,筆者の隣には,ここでフランス語を学んでいる生徒らしき方がいて,慣れない「Minecraft」の操作に苦労しているようだった。
 そこで思わず声をかけ,操作をお手伝い。いっぽうの筆者はフランス語をほとんど知らないので,今度はその方にヒントの解釈を教えてもらうことに。

最初の部屋に何気なく飾ってあった図も,ゲームを進めるうちに大事な情報だったと気がつく
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 ゲームに慣れた筆者と,フランス語ができる生徒さん。お互いの得意分野を生かして助け合いながら,ついにゴールにたどり着くことができた。思いがけず始まった,初対面の人とのパーティプレイだ。めちゃくちゃ楽しい!

 ゲームを介して,初対面の人と自然に交流が生まれる機会は,日常生活ではそう多くない。普段ゲームをあまりプレイしない人とならなおさらだろうし,それはフランス語についても同じだ。
 ゲームとフランス語,それぞれの知識を持ち寄り,互いに助け合う。そんな体験ができた素敵な企画だった。

クリア後,インストラクターから認定書をいただいた。「おめでとうございます。『マインクラフト』の宝探しゲームを見事クリアされました」と書いてある。嬉しい
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 現代の日本では,ゲームはすっかり人々の生活に溶け込んでいる。それでも「ゲームのイベント」といえば,どこか華やかで特別な「ハレの日のお祭り」というイメージがある。今まで意識することはなかったが,筆者もそう思っていたひとりかもしれない。
 だが,「The Tenth Mosaic」は確かにゲームのお祭りでありながら,「日常や人生の一部としてのゲーム」を自然に感じられる空間だった。普段の暮らしと地続きにあるような,気負わず楽しめるゲームやアートの世界。その居心地のよさが,筆者にはとても新鮮だった。

 ゲームの楽しみ方も,それに触れる人々も実にさまざま。そんな「The Tenth Mosaic」のようなイベントがこれからもっと増えていったら,きっと楽しいだろうなと思う。

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来源:4Gamer.net · 4gamer.net